2025年5月、角界が沸き立っています。大関・大の里泰輝(本名:中村泰輝、石川県津幡町出身)が、史上最速で横綱昇進を確実にし、令和の大相撲を牽引する存在となりました。その圧倒的な強さの裏には、意外な素顔や心温まるエピソードが隠されています。今回は、トレンドブログライターの視点から、大の里の知られざる裏話と人間味あふれるエピソードをたっぷりご紹介します。

史上最速の快進撃!驚異の記録と「末尾5」のジンクス
大の里は2023年夏場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏むや、破竹の勢いで番付を駆け上がり、わずか13場所で横綱昇進という“昭和以降最速”の記録を打ち立てました。このスピード出世は、1973年の輪島の21場所を大きく塗り替える快挙です。
さらに角界で話題となっているのが「末尾5」のジンクス。大の里は第75代横綱となる見込みですが、65代は“平成の大横綱”貴乃花、55代は北の湖、45代は初代若乃花、35代は双葉山と、いずれも伝説級の力士ばかり。大の里自身も「貴乃花関の相撲を動画で見ると、本当に強いなと思う」と憧れを語り、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)とともに、偉大な先人たちへの敬意を忘れません。
地元・石川と家族への深い愛情
大の里の原点は、石川県津幡町。小学校1年生から相撲を始め、地元の公立校から新潟・能生中、海洋高、そして日体大へと進みました。学生横綱、アマチュア横綱のタイトルを獲得し、着実に実力を磨いてきた努力家です。
家族は全員阪神ファンという野球一家で、本人も高校野球ファン。強豪私立に立ち向かう公立校を応援する“判官びいき”な一面も。地元・津幡町での祝賀パレードには2万5千人が詰めかけ、その人気と地元愛の深さがうかがえます。
能登半島地震の際には、被災地を訪問し「お相撲さんを見て喜んでもらえてうれしい。明るい話題を届けられるよう頑張りたい」と語り、復興への強い思いを胸に土俵に上がり続けました。
几帳面で繊細、でもおちゃめな素顔
土俵上では圧倒的な強さを誇る大の里ですが、性格はとても几帳面で繊細。中学からの寮生活で「人の目を気にしながら生きてきた」と語り、対戦相手の心理を読む観察力も身につけました。土俵で使ったタオルを毎回きちんと畳むなど、細部にまで気を配る性格です。
また、明るく面倒見がよい一面もあり、後輩や周囲の人たちから慕われています。おちゃめで素直、負けず嫌いで心が強い、女性にも優しいという評判も。父親は「忍耐強くて熱い男。自分で決断し、道を切り開く姿は尊敬している」と語っています。
師匠・稀勢の里との絆と「唯一無二の力士」宣言
大の里が所属するのは、元横綱稀勢の里が師匠を務める二所ノ関部屋。大の里は「唯一無二の力士を目指す」と大関昇進伝達式で誓い、師匠の背中を追い続けています。稀勢の里も「自分の相撲を貫いてほしい」とエールを送り、二人三脚で新時代の横綱像を築こうとしています。
意外なエピソード&裏話
- 学生時代から注目の的
高校時代から相撲界の“本物”と注目されていた大の里。進学先の日体大では「焦らずとも必ずや大器となる」と周囲の期待を一身に背負っていました。 - 記憶力が抜群
音楽家の取材者が数回会っただけで名前を覚えてくれていたというエピソードも。人への気配りと記憶力の良さは、ファンや関係者の間でも評判です。 - 好きな言葉は「信は力なり」
座右の銘は「信は力なり」。自分を信じ、周囲を信じることで力を発揮するという信念が、土俵上の強さの源になっています。 - 大の里の“おちゃめ”伝説
記者会見やインタビューで見せるユーモアや、地元イベントでのサービス精神も話題。パレードで地元の子どもたちとハイタッチする姿や、ファンのリクエストに応じてポーズを取るなど、親しみやすさも人気の理由です。 - 土俵外の努力家
相撲だけでなく、地元の被災地支援やイベントにも積極的に参加し、「相撲で恩返ししたい」と語っています。
令和の大横綱へ――大の里の未来
大の里は、昭和・平成の大横綱たちと“末尾5”でつながる運命的な存在。圧倒的な強さと人間味あふれる素顔、そして地元や家族、師匠への感謝を忘れない姿勢は、まさに新時代の横綱にふさわしいと言えるでしょう。
「唯一無二の力士」を目指し、これからも大の里は土俵の内外で多くの人々に感動と希望を届けてくれるはずです。今後の活躍から目が離せません!
まとめ
大の里泰輝は、史上最速の横綱昇進という偉業だけでなく、几帳面で繊細な性格、地元愛、家族や師匠との絆、そしてファンや被災地への温かい思いにあふれた力士です。裏話やエピソードを知れば知るほど、その人間的魅力に引き込まれるはず。令和の大横綱・大の里のこれからを、ぜひ一緒に応援していきましょう!