カブスの鈴木誠也選手といえば、メジャーリーグで日本人野手として活躍する実力派外野手ですが、その才能だけでなく、チャーミングな人柄で米国ファンの心もがっちり掴んでいます。2025年3月、MLB東京シリーズのために凱旋帰国した鈴木選手の楽しいエピソードを中心に、その魅力に迫ります!
「トラウトとハグしたい」MLBで発揮される面白キャラ
鈴木選手がMLBネットワークの番組でインタビューを受けた際の出来事です。敬愛するエンゼルスのマイク・トラウト外野手と初対面したら何をしたいかと問われた鈴木選手は、「ハグしたい」と答え、番組出演者やファンを虜にしました。
同じインタビューでは「クラブハウスで一番遊んでくれる人は?」という質問に、ニック・マドリガル内野手の名前を挙げ、「お風呂に入っているとき、僕がシャンプーで頭を洗っていると、延々とシャンプーをかけ続けてくる」と爆笑エピソードを披露。この答えに米国ファンからは「面白すぎる」「セイヤのことを好きにならないわけがない」「この男を気に入った」といったコメントが寄せられ、プレーだけでなく人柄でも注目を集めています。
「眠いです」率直すぎる会見で会場を沸かす
2025年3月14日、東京での開幕シリーズを前に、チームメイトの今永昇太投手とともに行った記者会見でも、その素直な人柄が発揮されました。
鈴木選手は第一声で「眠いです」と本音を口にし、「ずっと楽しみにアメリカで過ごしていた。少しでも印象に残るようなプレーができるように頑張りたい」と語りました。日本語と英語が飛び交う会見では、米メディアからチームメイトが日本滞在を楽しんでいることについて質問された際、「皆が楽しんでいる姿を見るとうれしい」と答えた後、すかさず質問者に「でも、あなたが一番楽しんでますよね?」とツッコミを入れる一幕も。
このユーモアあふれる対応に日本メディアは即座に笑い、米メディアも翻訳後に大いに沸き上がったといいます。鈴木選手と今永投手のコンビネーションの良さを感じさせる場面でした。
「とんでもないことになりそう」阪神ファンの応援に驚愕
2025年3月15日、東京ドームで行われたカブスvs阪神タイガースの試合では、久しぶりに日本のファンの前でプレーする機会を得た鈴木選手。阪神ファンの熱狂的な応援を聞き、「鳥肌が立つものがあった」と敬意を示しました。
試合後の会見では、カブスの本拠地リグレー・フィールドのファンにも阪神のような応援をして欲しいかと問われると、笑いながら「とんでもないことになりそうなので……今まで通りでお願いします」と答え、報道陣を笑わせました。
カブスのクレイグ・カウンセル監督から「今日はチーム内で一番バットをよく振っていた」と評価された試合では、惜しいあたりが続いた末、7回にバットを折りながらも左前安打を放ちました。「バットが折れた打球がヒットになるという野球の不思議な、これが野球なのかなと思います」と独特の感想も。
「こんなにユーモアがある人間だったのか」環境が引き出した魅力
今永投手との会見で興味深いエピソードも飛び出しました。今永投手が米国での経験から変わったことを問われ、「(自分が)こんなにユーモアがある人間だったのかなと自覚している」と答えると、「それは鈴木選手の存在も大きくて。ロッカーに日本人がいて、悩んだら『どうだった?』と聞ける。そういう存在がいることで、野球選手じゃなくてもいい瞬間があるのが僕としては嬉しい」と鈴木選手の存在の大きさを語りました。
この言葉からも、チーム内で鈴木選手が単にプレーヤーとしてだけではなく、周囲を明るくする存在として重要な役割を果たしていることがうかがえます。
MLBでも評価される「鈴木マジック」
鈴木選手のユニフォームを着た子どもたちの姿に「小さいときに逆の立場だったので不思議な気持ち」と感慨深げに語った鈴木選手。9歳の時に東京ドームで松井秀喜選手のホームランを見た経験を持つ彼は、今や多くの子どもたちの憧れとなっています。
カブスのユニフォームを着て東京ドームでプレーすることについて「特別な気持ちだったのは間違いない。すごく思い出になりました」と語る鈴木選手の姿からは、夢を叶えた喜びとともに、常に新たな挑戦を楽しむ気持ちが伝わってきました。
メジャーリーグ移籍前の交渉時も「交渉はいつか終わる。僕は絶対アメリカでプレーする」と冷静に対応していた鈴木選手。その強い信念とユーモアセンスが、今や彼の最大の武器となっているようです。2025年シーズン、カブスのプレーオフ進出に向けて、さらなる活躍が期待される鈴木誠也選手から、今後も目が離せません!